今回はE46の冷却水漏れについてご紹介します。

今回入庫したE46の冷却水漏れはリザーバータンクの割れによるものでした。

これはBMWに限ったことではありませんが、リザーバータンクはプラスチック部品であるため経年劣化により亀裂や割れが生じる場合があります。

物理的な破損となるためリザーバータンクは交換となりますが、リザーバータンク破損原因としてATオイルクーラー用サーモスタットの破損が起因している可能性も否めません。

どちらが先に破損したのかまでは判断がつけられませんが、かなりの確率でATオイルクーラー用サーモスタットも損傷している可能性があります。

確認したところ案の定ATオイルクーラー用サーモスタットも破損していたため同時交換となりました。

at-therm1 破損したサーモスタット

at-therm2新品のサーモスタット

 

E46ではリザーバータンクからの水漏れは定番の部類に入りますが、目視で交換時期を判断するのは非常に困難な部品です。

これといった前兆も無く、突然大きな亀裂が入り自走することができなくなるといったケースもあります。

つたえファクトリーでは、車両販売後の納車整備の際にこれらの部品交換をお勧めしています。